お皿の上のモダンアート

アートのような美しい料理を目指し、盛り付け方などを研究しつつ、紹介するブログです。

”無洗米”という選択肢

米は研ぐもの。

 

それはかつての日本の常識でしたが、

 

現在、わが家では米は研ぎません。

 

無洗米を使っているからです。

 

 

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saya家の米びつの中。※右側の黒い物体は虫除け

 

無洗米はマズイ。

 

栄養がない。

 

など、かつてはマイナスなイメージがありましたが

最近の無洗米はそんなことはありません。

 

 

無洗米とは

そもそも無洗米とは、精白米の肌ヌカをあらかじめ工場で取り除いたもの。

 

肌ヌカとは、精白米の表面に残っている粘着性の高いヌカのことです。

普通の精白米では、これを研ぎ洗いして取り除いていました。洗わずに炊くと、ヌカ臭いご飯になってしまうらしい。

(想像しただけでまずそうですね…)

 

無洗米の製法

無洗米の製法には色々あって、

○ヌカ式(BG精米)

空気・水以外を添加せず、肌ヌカの粘着性を利用して肌ヌカを除去する方法。

○水洗い式

肌ヌカを水で短時間に洗い落として、短時間に乾燥させる方法。

○タピオカ式

精白米に水を加え、肌ヌカと水が混じった濃厚なとぎ汁をタピオカ澱粉で吸着させて、肌ヌカを除去する方法。

 

など様々な方法がありますが、

無洗米市場では、上記のBG精米製法が70%以上のシェアを占めるそうです。

 

 メリット

メリットはたくさんあります。

○時短

やはりここが一番のメリットだと思います。お米を研ぐ時間って、意外とかかるし、面倒だったりします。

ネイルしてると心配だし、真冬は冷たすぎるし…こうした問題をさらっと解決してくれる、これが無洗米。

 

○節水

これは盲点でしたが、確かにお米を研ぐときって結構水を使います。何度も流してまた水を溜めて…

白いモヤっとした濁った水が気になって、ついつい研ぎすぎてしまう事も。

無洗米ならさっと一回すすぐだけなので、かなりの節水になります。

 

○美味しい

無洗米というと、不味いというイメージがあったかもしれません。でもそれは、もしかしたら普通のお米と同じように炊いてしまっているからかも。

無洗米を美味しく食べるには、お水の量を通常より5〜10%多めに入れ、1時間以上水に浸すこと。らしいです。

そして、最新の炊飯器には「無洗米用」のメニューがあるので、火加減も若干異なるのかもしれません。

(うちの場合、硬めが好みなので、水加減も浸水時間も通常通りにしちゃってます。例外ですが…笑)

それと、水で研ぐ必要がないので、余分な旨味を流さず、また旨味層を崩さずに済むので、美味しいというわけです。

 

○栄養価が高い

美味しい理由と同じですが、水で研がない事で、水溶性のビタミンB1ナイアシンの流出を防ぐんだそうです。

 

○環境に優しい

 

全国無洗米協会いわく、生活排水のお米のとぎ汁には、リンや窒素など多くの栄養素が含まれていて、環境汚染の一要因にもなりうるんだそうです。

また、その下水処理にも、汚泥や大量のCO2を発生させるんだそう。無洗米製造に関わる電力からCO2排出量を算出した結果、無洗米は研ぎ洗いしたお米と比べて、CO2排出量は1/5になるんだそうです。

※認証無洗米での比較

 

これが正直本当かどうかはわかりませんが…

 

デメリット

逆に、デメリットとしては

○値段が少々高い

○炊き方がむずい

○種類が少ない

説明は省きますが、この辺りだと思います。

 

最大のメリット"時短"と比較して、デメリットが少なかったので、うちでは無洗米を使うことにしました。

 

無洗米を試したことがない人は、一度試してみてください♪

 

無洗米に慣れると、元の要洗米(造語)に戻れなくなるかも・・・。笑

 

bye.

 

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